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組合について

平成24年度事業報告

第44回通常総会における当組合の事業概況及び庶務事項を収録し、ここに報告いたします。

振興組合の周辺課題

1. 「新宿EAST推進協議会」は平成23年3月の発足以来、当振興組合から安田理事長、藏本副理事長、志村専務理事、内野名誉理事がメンバーとして参画しております。平成24年度は駐車場附置義務の新宿ルールを定めました。平成25年夏の実施に向けて、運用体制作りを進めております。また新宿東口の街づくりのためにアンケート調査を行いました。このアンケート情報を吸い上げて景観形成方針の策定を進めております。またこのアンケート情報を新宿東口の将来ビジョン作りに反映させ、新宿東口駅前の発展に生かしていこうと取組んでおります。
2. 「新宿駅南口地区基盤整備事業」は平成27年度完成を目指して工事の進捗が進んでおります。この事業は老朽化した新宿跨線橋を作り変えるだけではなく、鉄道と高速バス、一般車、タクシーなどの連携をスムーズにする、総合的な“交通結節点"としての画期的なターミナルピルが出来上がります。また地下歩道を整備して、地下鉄副都心線「新宿三丁目駅」とJR「新宿駅」との連携機能の強化と回遊性の向上が図られます。この地下の広場を快適な空間にするため、国土交通省と「甲州街道高架下利用協議会」を立ち上げました。南口のさらなる発展を目指して検討を進めてまいります。
3. 「東西自由通路等新宿駅周辺整備促進同盟」が結成され、当振興組合からも安田理事長、池田会長がメンバーとして参画しております。永年にわたって実現を目指してきた新宿駅東西自由通路の工事が本年9月に着工されました。この自由通路が完成することにより、東西の人の往来がより活発になり、より賑わいのある街として発展していくことになります。そして今後新宿駅前広場や駅周辺のいっそうの整備をすすめることにより、「歩きたくなるまち新宿J を目指してまいります。

振興組合内環境整備関連

1. 環境改善の主なテーマは「居酒屋の客引き」の排除です。
当振興組合はこの課題を解決するために、積極的に活動をしてまいりました。そのことにより、客引きは人数が少なくなり、悪質な客引きはすっかり影を潜めるようになりました。

①昨年暮れに駅周辺の9団体で発足した「新宿駅周辺の安全・安心を実現する会」の会長を当振興組合の安田理事長が務め、新宿駅周辺の安全・安心を実現するために「地域ルール」を定め、違法な客引き、立看板、放置自転車をなくすために取組んできました。そしてこの実績を踏まえて新宿区の中山区長に「客引き防止条例」の制定を要望しました。これを受けて新宿区も平成25年4月22日まで、にパブリックコメントを区民に求め、条例制定に向けて動き出しました。現在の見通しでは6月の区議会で条例が制定され、9月1日付で施行される見通しです。

②また新宿警察署幹部と当振興組合の志村専務理事、丸山理事、方山理事とで「新宿東口商店街振興組合地域内環境プロジェクト推進協議会」を立ち上げ、東口商店街の客引きの実態と客引き排除のための協力体制、具体的には制服、私服での警察官による悪質な客引きの排除、及び当振興組合との合同パトロールを実施して環境浄化を実施してまいりました。

③環境パトロールの実施方法もいろいろ工夫を重ねその効果を高めています。飲食業界の繁忙期である11月、12月、1月の3ヶ月間は、専従の人員体制を従来の警官OB2名から、プロレスラー2名を増員するとともに、従来行っていなかった日祝日もパトロールを実施しました。また、看板のキャッチコピーに「客引きに注意、後悔するよ」と追加、変更したり、看板にチカチカする照明を付けたりして、来街者が自ら客引きから身を守るような工夫等もいたしました。これら客引き対策をより積極的に推進するために、平成25 年1月に「環境パトロール専門委員会」を立ち上げ、志村専務理事が代表、丸山理事が実行委員長、方山理事が実行副委員長の体制で、中堅、若手の理事が委員を務め、革新的なアイデアのもとに実行しております。
2. 環境美化については内野環境部長のリーダーシップの下に遁進してまいりました。毎日の清掃作業は午前10時からと午後4時からの2回実施しております。また第2水曜日は「クリーンデー」の日として設定し、たくさんの人が参加して、商店街全域を清掃しております。また東京都、新宿区と共同で「環境浄化作戦J r ポイ捨てキャンペーン」の実施や、「日本を美しくする会J の早朝6時からの清掃の実施等、“安全で、安心な街、きれいな街新宿東口商店街"を実現しております。

補助金申請事業

新宿武蔵野商栄会より、フラッグス前の通りにある街路灯のランプを白熱灯からLED 灯に交換する事業を行いたい旨の申し出がありました。理事会でこれを審議したところ全員一致で承認されました。尚、東京都への申請及び事業の実行は平成25年度になります。

催事関連

1. 「2012 新宿エイサーまつり」は新宿駅周辺7 組合の協力体制の下で7月28日(土)に開催しました。本年は「沖縄返還40周年記念」のスペシャルプログラムを組んで、盛大に実施され、当振興組合も双葉通りの路上で夜の演舞を行い、長時間にわたって賑やかに行われました。
2. 地球温暖化と地域エコキャンペーンの一環で「打ち水大作戦と暑気払いの会」を8月9日(木)に実施しました。理事長はじめ会員の皆さんで、浴衣すがたもちらほらみられ、中央通りから双葉通りを廻り、通りにひんやりとした清涼感を与えました。終了後は「中村屋」で賑やかに暑気払いを行いました。
3. 秋のお祭りシーズンの中、9月15日(土)に新宿駅東口広場に架設テントをつくり、「秋の東口広場ライプイベント」を実施しました。本格的なプロは呼ばず、地元の関係の深い人に出演を依頼しました。それぞれ好評でしたが、ファミコンに機器をつないでサウンドを再現した「ネスパンド」は大好評で、テント内に入りきれず、テントの外まで人があふれました。
4. 熊野神社例大祭が9月15日(土)、16日(日)に行われました。9月15日は町内神輿の渡御、9月16日は熊野神社本社神輿の渡御を実施しました。このお祭りにあわせてチャリティバザールも15日(土)、16日(日)の2日間実施しました。大変な人出で賑わい、チャリティバザールも好評を博しました。今年も売上金の中から新宿区へ10万円相当の清掃用具を寄贈しました。
5. 本年のサンタパレードは芸団協の街角スポットライブとのコラボで「新宿東口クリスマスライブ&サンタクリーン大作戦」と銘打つて12月23日(日)に実施しました。今年は会場をJ R 新宿駅東南口のフラッグス前に移し、会場より理事長他役員、来賓の方々が一緒になり、プラスパンドの演奏にあわせて商店街を練り歩きました。お客様への感謝をこめてお菓子やエコパックを配り、来街者に大変喜ばれました。
6. 「新年賀調交歓会」を1月11日(金)に「ホテルハイアットリージェンシー東京」で開催しました。中山新宿区長はじめ多くのご来賓のご来駕いただきました。出席者は171名とこれまでの最高を記録しました。大抽選会を実施し、10万円の旅行券をはじめ全員に景品が提供され、大変喜ばれました。

主だった組合活動

交通部会(諸星部会長) 春と秋の交通安全週間に新宿駅東口駅前の交通整理等交通安全活動を実施しました。また熊野神社のお祭りなどのイベントに対して交通整理をおこない、事故を未然に防いできました。
防犯部会(中島部会長) 環境浄化パトロールを行い、来街者が安全で、安心して楽しめるよう防犯活動推進員として商店街の防犯活動を行いました。
防火防災部会(鈴木部会長) 新宿駅前商店街振興組合と一緒にモア4 番街で秋と春の2回の合同訓練を実施しました。2月7日(木)は「ファイアーフェステイパル2013 イン新宿」と銘打つて消防総監出席のもとに大々的に防災訓練を実施しました。
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